こんにちは。腸もみエステティシャン/栄養士の渡邉ゆきなです。
9月に入ってから、日中の暑さはあるものの、夜との気温差も出てきましたね。特に気温差では体調を崩しやすいという方もいるのではないでしょうか?
私の経営するサロンに腸もみにいらっしゃる方の中には、季節の変わり目には必ず風邪をひきます、という方も少なくありません。これは、体のバランスを調整する自律神経の乱れが原因とも言われています。
そこで、この時期に私が実践している、体を整えるための呼吸と食事の工夫をご紹介します。
●呼吸でリラックスする
自律神経は、やる気モードの「交感神経」とリラックスモードの「副交感神経」があります。気温差などでこのスイッチの切り替えがうまくいかなくなり、頭痛、だるさ、便秘、下痢、不安などの症状が出てくると言われています。
このスイッチをうまく整える方法の一つが「呼吸」です。私自身、子育てや生活の中でもこの「呼吸」は特に意識しています。
皆さんも緊張したときなどは、深呼吸してみよう!と言われたことはありませんか?昔から緊張状態をリラックスさせる簡単な方法が、呼吸なのです。
▼呼吸のやり方
・鼻から3~5秒かけて、お腹を膨らませるように息を吸います。
・口から6~10秒かけて、お腹をへこませるようにゆっくりと息を吐いていきます。
・これを10回ほど繰り返します。
寝る前や、疲れていたりイライラしているなと感じる時に取り入れてみて下さいね! 私は、朝白湯後、電車での移動中、寝る前に行うことが習慣です。
●食事を意識した腸活で体を整える
自律神経を整えるには、食事も大切になります。
腸は自律神経ととても深くかかわっていると言われており、腸内環境が悪化すると「交感神経」が優位になり、腸を働かせる「副交感神経」が働きにくくなります。「副交感神」が働きやすい方は、幸せホルモンセロトニンも出やすい状態と言われています。腸活で腸内環境を整えて、副交感神経を優位にしましょう♪
▼腸に負担になるものを避けよう
腸内細菌の中でも悪玉菌と言われる、私たちに悪影響となる菌は、「添加物の多いもの、油っこいもの、甘いものなど」が大好き。まずはそれを摂るのを減らす所から始めましょう!
▼食物繊維を取り入れよう
腸内細菌の餌となる食物繊維は、腸内環境を整えるのにかかせません。食物繊維の摂取量によって心の不安、自律神経の乱れに大きく影響するといわれています。
我が家では、具だくさん味噌汁を作ったり、おやつをフルーツ(バナナ、キウイが定番!)にする、白米にもち麦や雑穀を混ぜて食物繊維の摂取を増やすなどの工夫をしています。
積極的に腸内細菌の餌になる食物繊維を取り入れてみましょう♪
便の状態、腸の状態によっては食物繊維が悪影響になる場合もあるので、不安な方は医師などに相談しながら、無理なくできることからやってみてくださいね。
【参考文献】
・新しい腸の教科書 (江田証 株式会社 池田書店)
・間違いだらけの腸活の常識(藤田紘一郎 株式会社エクスナレッジ)
・こころとからだの免疫学(藤田紘一郎 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhas/8/2/8_69/_pdf)
次回のコラム担当は、インナービューティーラボ副学長のYUMIKOさん。
一足早く、ハロウィンにまつわるアレコレをお楽しみください。
Writer:渡邉ゆきな